BUSINESS

ビジネス展開

 Wii やDS の登場に見られるように、近年ゲームはマニアのものだけでなく、老若男女誰でも、それぞれの視点から楽しむことができるようなツールへ進化しているといえます。パラレルスケープはそれに加えて、実際に人々が集う都市へ繰り出しその中でゲームを楽しむという他にはない特徴があるため、それを活かしたビジネスモデルの構築を提案します。
 前述のように、サードパーティが参加できるような環境を構築するためのハードウェアやシステム設計などの基盤整備をベースに、独自のコンテンツ配信事業に着手します。
 それと同時に、実際の店舗や施設等がゲーム上での重要なポイントとして設定されると、その場所へは人が立ち寄るようになるので、宣伝やPR 効果が見込めます。そうした宣伝広告事業への展開も重要な視点です。
 その他では、デバイスがファッションとリンクしているため、ファッション分野も含めたトータルブランディングを目指します。パラレルスケープのファッションは仮想の世界のファッションであると同時に現実の世界のファッションでもあるので、両方の世界の性質を持ち合わせたファッションを提案していきます。ゲームの内容とリンクしたアイテムの開発も見込め、新しいファッションデザインの世界の創出を目指します。
 パラレルスケープでは見知らぬ人同士、異世代間が出会う機会が増えるため、コミュニケーションの観点がより重要になります。ユーザ情報の暗号化、個人情報の保護を重視しながらも、人々の積極的なコミュニケーションデザインを促すモデルの構築を図ります。

様々な領域への展開

 パラレルスケープは、環境を見つめる眼差しをデザインすることによって、ひとりひとりの風景の創造し、環境への接し方や場所の意味を変えます。これは単なるゲームの世界の話にとどまることなく、あらゆる社会活動へと展開することが出来るでしょう。多くの社会問題の解決は、社会参加するひとりひとりの意識の変化が大切です。パラレルスケープは様々な視点をデザインすることで、そうした社会問題へアプローチすることも分野展開の視野に入れたいと考えます。
 例えば、「防犯・防災」の分野では、日頃からの防災、防犯への意識が薄れていることが問題となっています。「防犯・防災」を意識したコンテンツの開発や、消火器やAED のある場所を町の中で探し出すようなシーンを盛り込むことによって、プレイヤーの防犯・防災への意識を無意識に高めるような事も考えられます。あるいは、健康増進の観点から、歩いた歩数のカウントやカロリー計算などをゲームに盛り込むことも考えられるでしょう。
 また、まちづくりや地域おこしイベントとリンクさせる形のローカルコンテンツの開発で、実際のコミュニティの交流を楽しみながら促進するという展開も考えられます。現実空間とリンクしているため、地域通貨やポイント特典、RMT(リアルマネートレード)をうまく構築できるかもしれません。
 このように位置情報と仮想空間がリンクする事で、様々な領域への展開が可能になります。重要なのは、それを楽しみながら行え、しかも人とのコミュニケーションを促進するという観点で、パラレルスケープはそれを大事にしながら様々な領域とのコラボレーションを目指します。